田瀬法律事務所の日記

2013年7月31日 水曜日

異常気象と食欲

 関東地方では、今年は梅雨明けが異常に早く、梅雨明け直後に殺人的な猛暑が続いた後は、
気温こそ極端に上がっていないものの、梅雨が戻ってきたような湿気が多い日が続き、
さらに最近では夏の風物詩となったゲリラ豪雨が猛威を振るっています。
 ここ直近の都内でのゲリラ豪雨は7月22日(月)と26日(金)の2回ありましたが、当方はいずれも巻き込まれてしまいました。
 22日のゲリラ豪雨は落雷の影響で出先の東急東横線が長時間止まり、帰りの足が奪われる結果となり、
隅田川の花火大会が中止となったり、NEWSのコンサート会場で多くの若い女性が低体温症で倒れて救急搬送された
26日のゲリラ豪雨では、たまたま帰宅時と重なったため、全身ズブ濡れの被害に遭う結果になってしまいました。

 そんな異常気象の中、落ちた食欲をどう回復するかに連日悩んでいます。
 そんな中で、当方が無理なく栄養がある食事として最近ではほぼ毎日食べている夏向きの食事が2つあります。
 1つ目は宮崎県の代表的な家庭料理の「冷や汁」です。
 作り方は至って簡単です。

イ まず、鯖、秋刀魚、鰯の缶詰(水煮、味噌煮、蒲焼きのいずれでも構いません)を容器(ボウル)に開けます。
ロ 次いで、白だし(スーパーで売っています)を注ぎ、水で溶きます。
ハ 輪切りにしたキュウリ1本、細かく刻んだミョウガ3個を入れ、
ニ 擦りゴマ、おろし生姜を入れて、少なめの味噌を溶き、最後に豆腐(小)1個をサイの目に刻んで入れて出来上がりです。

 少量の冷えたご飯を加えてもよいでしょう。
 本来の冷や汁は、焼いた青魚(鯵、鯖など)の身をほぐして容器に開けるところから始まるのですが、
この暑い最中に魚を焼くこと自体、想像しただけで汗が出てくるので、青物系の魚の缶詰で代用します。
 白だし汁、味噌をどのくらい水に溶くかは各自のお好みです。
 シンプルな料理ながら栄養素を多く取ることができる料理だと思います。

 2つ目はペルーを中心とした南米の家庭料理セビチェです。

イ 刺身用の白身魚(鯛、鮃、鱸など)、ボイルした海老、蛸を一口大の大きさに切ります。
ロ 紫玉ねぎをスライスして水にさらし、ある程度置いて辛みを抜きます。
ハ イとロをボウルに入れ、ライム(レモン)果汁、塩、オリーブオイルを好みの配分で混ぜて合せます。
ニ バクチーの葉の部分を取り除き、茎の部分を細かく切ってハのボウルに入れてラップをして冷蔵庫で1,2時間冷やします。
ホ ニのボウルにバクチーの葉とミニトマトを加えてよく混ぜ合わせて出来上がりです。

 この状態にして1日冷蔵庫で寝かすとさらに旨味が出ます。 
冷や汁より手間がかかりますが、白ワインやビールとの相性が抜群なので、アルコールを摂りすぎないよう気を付けて下さい。

投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士) | 記事URL

2013年7月 2日 火曜日

飲酒運転の発覚を恐れるあまり・・・

週末に山口県内でパトカーが赤信号を無視して走行した車に停止を命じたところ、車は停止を無視してその場から逃走し、3キロほどパトカーの追跡を受けた後にカーブでハンドル操作を誤ってカードレールを突き破り民家の壁に衝突して入口付近を壊す事故がおきました。
民家の住民の方に被害はなく、運転していた20代の男性も軽いケガで済みましたが、助手席に座っていた20代の男性が亡くなりました。
運転手は酒気帯び運転が見つかって運転免許停止等の処分を受けることを恐れてパトカーの追跡を振り切ろうとしたと供述しているそうです。
飲酒運転に対し、厳罰で臨む風潮が高まり、警察も飲酒運転は厳正な処置をするようになり、公務員は飲酒運転をしたことが発覚した場合は原則懲戒免職になるなど、飲酒運転=社会的地位の剥奪ということが当り前になってから、この種の事故が増えているようです。
赤信号の無視や、それほどでもないスピード違反は、せいぜい1万円くらいの反則金であり、引かれる点数もそう大きなものではありません。
しかし、赤ら顔をしていたり、息が酒臭かったりなど、外見上、酒気帯びと疑われるような場合は、酒気帯びでの検挙による不利益を避けるために、パトカーからの追跡を逃れようとして、自損事故を起こすか、あるいは他者を巻き込む事故を起こすケースは相当おきているはずです。
今回は突っ込まれた民家では二階に家族全員が寝ていたようですが、仮に一階で寝ていたなら、被害は更に大きくなっていたことが容易に想像できます。
飲酒運転に対する厳罰化と取締の厳正化は、現在の運用でよいと思いますが、飲酒運転者がパトカーの追跡から逃れようとして起きる二次事故をどう防止するかは、場合によっては極めて重大な二次被害を発生させるものであるだけに、十分な対策が必要かもしれません。
思いつく範囲では、まず1つ目としてはパトカーを含む警察車輌の追尾能力を向上させること、2つ目としては一定の距離以上追尾しても逃走しようとする場合は追尾自体は断念し、その後は撮影した車輌ナンバーなどを証拠とする捜査に切り替える(そしてそのような場合は逃げ得を許さない意味で徹底的に取り締まる)ことくらいでしょうか。

投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士) | 記事URL

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